僕の心のヤバイやつ 山田の好き 考察

 

「は~サーバルちゃんの目的がかばんちゃんと旅をすることなんて尊いな~話は変わるけど山田の目的はなんだろな~」

 「市川と付き合ういうのは秋田書店編で公然と付き合うことはしないと言ったわ。それは世間体を気にする市川への配慮。付き合う事で関係性が崩れたら本末転倒。図書室で傍にいたい。同じ部活、見学グループでいたい。line交換がしたい。そう山田の目的は市川とより良い関係でいることね」

「後、気になるのが山田がより良い関係でいたい。好きになった理由。28話で山田の好きな少女漫画の登場人物でクール系男子が実は優しい。つまり市川のことを言ってるのだけど、市川の優しさは本編通じて描かれていて、それで好きになったのでもいい。しかし、それだと引っかかる所がある。1話で山田が市川からカッターナイフを借りて「やったー」とまず言っている。ダジャレじゃないよと言ったから山田が面白天然キャラみたいになってごまかされているけど後で山田が言ったように普通はお礼を先に言う。では、この「やったー」は何?と言われたら市川がカッター貸しに助けてくれた喜びではないかな」

「え?だったら、課題を手で破ろうとしたのは「優しい」市川なら助けてくれると見越してわざと?というか市川も自分で言っていたけどカッターなんて普通持ち歩かないわよ?山田は市川がカッターを普段から持ち歩くのを知ってた?え?市川の厨二秒もバレてる?だとしたら、山田はかなりヤバイ市川のストーカーじゃないの!冷奴すぎるわ」

ヤバイ1話

mangacross.jp

「そういう視点で見てみると顔を赤らめたのは食いしん坊がバレたのではなく好きな市川が来たから。ゴリラの鼻歌は市川と一緒にいれてテンション高くなってるようにも見える。無自覚かどうか分からないけど1話時点で山田は市川のことが相当好き。好きになった話は描かれていないけど1話以前に市川が山田に優しくしてあげたエピソードがあるんじゃないかな」

Twitter漫画で山田は市川のことを猫と評してたけど、実は自分のことを同じ猫だと自覚している。山田は世間から陽キャ美少女のカーストのてっぺんと見られているけど、実は臆病で自信がない。課題を作り直されても文句を言えない。ナンパイからのLINE交換を断れない。フツメンにおどおどLINEやってるか聞くところなんかね。山田は市川と自分を同一視している。しかし、自分と違うのは市川は臆病なのに勇気を持って行動を起こして人を助けている。そんな市川が好きになったのかしらね」

「山田の思いの底は、はかりしれなくてもっと山田のことが知りたいとあえて考える余地を残している僕ヤバは凄い。ところで気になったのだけど、山田が物凄く市川のことが好きだとしたらカッターナイフをそのまま返すと思う?」

「え?いくら何でも返さないといけないものに下手なことはできないじゃないの?」

「あのタイプのカッターなんていくらでもあるから、違うカッター返してもわかりにくいし、バレても間違えたと言えばいいよね。借りた方も返した方も凄く好きだったらどうするのか…」

「あなたいくら好きすぎる山田が好きだからといって狂気すぎるわよ…」

「そんなことをしなくても良い関係になったのは山田の努力の賜物だし、素直に祝福しないとね」