僕の心のヤバイやつ 桜井のりお先生インタビュー感想①
インタビューで明かされる事実によって私がブログで見当違いなことばかり言っていないか、先生を傷つけることを言っていないか自意識過剰に自分のことばかり考えてました。
でも山田のことを考えるの好きだから懲りずに話したい(結局話すんかいw
インタビュー桜井のりお先生発言より
「あの女子とどうやったら仲よくできるか。」
1話で強行に研究発表用の紙を切ろうとする山田に思わず市川が声をかけてますね。
僕ヤバ1話
https://mangacross.jp/comics/yabai/1
だけどこれには前提条件があって、山田が市川のいる図書室に出向いて研究発表の課題を作成しているのがミソ。
山田と市川以外に誰もいないから、周りのクラスメートを気にしなくても良くて話しかけやすい。
さらに研究発表の紙を破るかもしれないツッコミやすい状況まで演出した。
18話でも山田はプルーチェをこぼしそうな演出で市川を誘いだしてましたね。
「あの女子とどうやったら仲よくできるか。」だけでなく「あの男子とどうやったら仲よくできるか。」という視点もあります。
山田は積極的にコミュニケーションを取れない市川を熟知しているからこそ自ら話しかけやすい状況を作った。
ただ状況を作っただけでは成立しません。相手が応えてくれなければならないのです。
市川はカッターを貸してくれた。つまり、市川も「あの女子とどうやったら仲よくできるか。」と同じ想いを抱いていたからこそ貸してくれたのです。山田と市川の想いは同じ。
インタビューより引用
──25話の秋田書店に職業見学に行く話で、京太郎が『バキ』の原稿を見たがっている気持ちを、山田が察しますよね。たぶん今までだったら気つかなかったところを山田が気づいてくれた、あそこに二人の関係の進展を感じました。
担当編集A:あの時の山田の表情は、彼女の人生の中で初めて出てきた顔なんじゃないかって、桜井先生と話してました。
期間限定公開「僕の心のヤバイやつ」Karte.25
https://mangacross.jp/comics/yabai/27
山田が市川のために何かをしてあげるのが明るみになったのは25話ですが3話でも本を落とした市川をフォローしたり、10話でも市川を文化祭準備の輪に導いたりしています。
僕ヤバ3話
https://mangacross.jp/comics/yabai/3
1話の図書室での出会いは偶然ではなく山田は最初からどうすれば市川がクラスに馴染めるか好きな子とかかわっていけるか考えている。市川が幸せに暮らせるように導いているようだ。
市川も無自覚ながらも山田の気持ちに応えて自分の殻を破り行動する。手を差し伸べて、相手が握り返す。僕ヤバは山田と市川が手を携えてがんばる成長物語。
- 作者: 桜井のりお
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/12/07
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