Karte.24 僕は選ばれなかった 僕の心のヤバイやつ 感想②

 

山田はドラフト会議で市川を単独1位指名しながらも小林さん達に反対され、結構普通だと庇う。

神崎くんを原さんグループに入れるため山田は立ち上がり、市川を信じ助けを求める。

そして、山田と同じグループに入りたい意思を示した市川にそれを愛ゆえに嘘だと見抜いた山田。

山田と市川は言葉で付き合いを交わしていなくても、親密な信頼関係ができていて、今更、私が感想ブログで山田の市川への愛を訴えるのは蛇足な気がしてきました。山田の事は市川に任せたらいいと思うと寂しくなってきました。


 

しかし、この山田の悲しげな表情を見ると市川との親密な信頼関係はできていても、周知の事実でない、市川にまだ言葉で気持ちを言えなくて分かってもらえない、山田はまだ1人で抱え込んでいる事に気づきました。私は山田に寄り添いたい。

 

足立くん達が神崎くんの原さんグループ入りを促すように、小林さん達が山田が市川のことを気になってることを察して、市川を自分達のグループ入りを促す展開を少し期待していました。

山田は早退以外はなぜかほぼ昼休みは図書室に通い、小林さんと吉田さんは実際に図書室へ様子を見にきた事がありましたので。

なので山田の言う事を信じてもらえないドラフト会議はショックで本当に友達なのかと疑ってしまいました。

しかしそれは山田が市川のことを普段から言ってなかったからでいくら友達であっても言わないと分からない事はある。山田と小林さん達を分断する考え方は改めます。

同じく言えない展開になってるのは神崎くんでバレて付き合ってるのが原さんだから恥ずかしいのではない。自分と付き合う事が周知されたら原さんに迷惑がかかると思ったからだ。

山田は陽キャ美少女のカーストの上で陰キャ市川と関わりがある事がバレたら世間から幻滅されるから言わないのは誤解で山田は市川の事を頭が良くて思慮深いけどいざという時は機転が利く素敵な人でそれに比べ自分はクソデカアホ女だから関わってるのがバレると市川に迷惑が掛かるから言えない。

 

でも言えないせいで友達からも市川はヤバイやつだと誤解を受けたままだ。私のためにヤバイやつを演じてくれたから、私のせいだ…

市川は私を幾度もなく助けてくれたのに、私は市川に何にもしてあげられない。

 

山田気にするな。俺がヤバイやつ扱いのは山田のせいではなく、ぼっちで周りと人間関係を築いてないせいだ。

こちらこそ、俺がしっかりしてないせいで余計な気を使わせて申し訳ない。

でも、俺は山田がいるからぼっちではない。

俺こそ山田に迷惑のかからない男になるよ。