Karte.23 僕は恋バナを聞いた 僕の心のヤバイやつ 感想②


山田は実は彼氏がいた事があるが市川が聞いているから嘘をついていた説がある。前回感想で前述した通り私は山田に彼氏がいて欲しくない願望が強いせいで認めたくない気持ちがあった。しかし、いた経験がなくてもアドバイスはできると言った山田に本当は経験があるのに市川が聞いてるから言えない説に変な所で山田は真面目な所や負けず嫌いな所があるので可能性のある話で山田の過去に何があっても、目を背ける事はしないで勇気を持ってしっかり山田の心に向き合っていきます。

 

嘘をついてたとしても、それは市川に操を立てたい気持ちからなので逆に嬉しいのですが、次に疑問なのが経験者であれば原さんからは彼氏がいないと煽られ市川からは(僕から気を向けた訳ではないのに)山田が後から来たと散々言われていてさらにまどろっこしいと評されるアプローチを繰り返して山田は市川に告白しないのかということです。

 

今までは自転車二人乗りで市川に重たかったのではと気遣ったり、小林さんからデカ女と言われる悪口に怒っていたことから人より早く成長しているコンプレックスに引け目を感じて告白できないと考えていて、それもあるのですが、それだけでなく過去の恋愛でトラウマになることがあって臆病になっているのではないでしょうか。

 

山田は好きな人がいたら本来、自分の気持ちを素直に表す性格からか自分から告白する子だと推測します。

 

告白された人は付き合ってはみたものの山田との格差から自意識過剰に反応して世間の目に屈して山田を受け入れなかった。

 

山田はそのトラウマで自分から告白できず、市川から告白してもらうようアプローチを繰り返していると思います。

 

ただ市川は山田の好意に気づきながらも自分と釣り合うはずがないと自意識に囚われてまだ山田に向き合うまでに至れていない。

 

そんな中。原さんから図書室での2人の出会いを問われた市川の答えは山田の好意に対して山田に責任を押し付ける覚悟のないものでした。

 

気づかないふりを続ける市川に対して山田は私が図書室へ行くのは迷惑なの?と何らかの意思表示をして、市川に気づきがあればと思います。