Karte.27 僕らははぐれた 僕の心のヤバイやつ 感想②

 

nakatomi02.hatenablog.com

 

市川に少女漫画は似合わないと言うちぃに私は答えに困って苦笑いをしてしまった。

プライドの高い彼を傷つけてしまった。トイレに行く彼にみんな気づいなくて、2人っきりになれば、さっきの事を謝れると思い、あえてはぐれるようにした。

しかし、蒸し返せばまた彼を傷つけてしまうかもしれないし、謝ってる内に気持ちが高ぶって、彼が好きだとバレたら、彼の傍にいられなくなる。保身に走り何も謝れない自分に思わず泣いてしまった。また彼を心配させてしまう…

そんなどうしようもない私なのに彼は優しかった。

私がたわいもない話でミルクティーが好きだと言ったのを覚えてくれていた。

 

 


市川は私のことが好きなのだろうか。

ついそんな妄想してしまう自分に恥ずかしくなってしまった。



泣いてる私を優しく気遣ってくれている。

私は守られていると思うと心が晴れやかになってくる。


彼がさりげなく私から離れていった。

私のことを気遣ってくれての事だけど、

大丈夫だよ、市川、傍にいて。



私はオープンに市川と付き合って、みんなに市川の素敵なところを知って欲しいけど、市川は恥ずかしいんだよね。私が恥ずかしいことにするね。市川の嫌がることをしたくないから、傍にいるだけで幸せ。