ロロッロ! 感想
昨年から僕ヤバにハマってますが週刊少年チャンピオンに僕ヤバ出張時にお隣さんで同じ桜井のりお先生作ロロッロ!が気になってました。
ロロッロ…実はすぐ脱いだりして下ネタがキツそうで女の子に幻想を抱いている私としてはちょっと苦手かなと食わず嫌いしてました。
しかし正月休みに続けて読んでいる内に脱ぐのが井手らっきょ的面白さを感じるようになり感覚が麻痺してきましたw作中の登場人物も同じような感覚でそこがまた笑いを誘うのですがw
日本の神話では女の人が脱いで笑いを誘うおおらかな描写があるのようで知らず知らず内に現代的なフェミニストな感覚で体を張った女の子の笑いを封じ込めてしまったかもしれませんね。
ある意味女性解放的なロロッロ!ですがその実態は女の子の友情物語で友達っていいな。友達が欲しくなるハートウォーミングなお話しです。
みつどもえもそういうお話しだったので、ロロッロ!こそがみつどもえの後継にふさわしい作品ですね。
主人公イチカはロボットなのですが、
まだできたばかりなので不具合が多く特に大人の女性になりたい願望があってアップデートしなければならないのですが、それには1~4年かかり友達になったばかりのちとせとしばらく別れることになります。友達だと思っていたのに…イチカのふとんまで用意してくれたちとせに心を打たれたイチカは自分の願望よりちとせの友達としてアップデートしないことを決めます。
ロボットとして舌足らずなのでタイトルがロロッロ!となってますが、イチカはただのロボットでなく、自分を持っており、他の劣ったロボットを見下したり、ロボットをバカにされたら、怒ったりと人間味があって、ロボットだけれども、人間の女の子と一緒です。だけどロボットとして認められたい承認欲求よりもちとせの友達として生きる道を選ぶイチカが素敵だなと思います。
ちとせもイチカを故障(死)から助けてあげたりと不意に倒れて死んだと思ったイチカを泣くほど生きてて良かったと思ったりとお互いを思いやる関係性がいいですね。
ちとせの幼馴染であるうみこがちとせが好きなのに素直になれないところが良くて明らかにイチカに嫉妬しているのがいいです。最近、うみこもよく脱いでいますが、イチカがよく脱いでいるのを見て、そういう子がちとせの好みなのかと思って脱いでる気がしてなりません笑
最近の話では手編みのマフラーが重いと揶揄されていましたが、そこまで無理をしなくても私は友達だよと言っている気がしてああこれいいなと思います(語彙力
イチカはちとせの友達を作る使命があり、実は達成しているのも同然なのですが、イチカもちとせの友達として幸せに生き続けて欲しいと思います。
私が応援してる子でイチカと同じように主人公の心を開く役目がある初恋ゾンビのイヴは使命を果たして消えようとしているので尚更生きてて欲しいと願います。
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